お知らせ

各地でのパープルデイの催し

各地で行われたパープルデイの活動の様子を紹介します。

届いたものからお届けします。

・東北大学病院てんかん科

・聖隷浜松病院てんかんセンター

・静岡てんかん神経医療センター

 

静岡てんかん神経医療センター

静岡てんかん・神経医療センター パープルデイ2015

静岡てんかん・神経医療センターでは、今年の3月26日のパープルデイ開催にあたり、「みんなで手をつなごう」というスローガンを決めました。
「みんなで手をつなごう」には、てんかんのある方とその方に関わる様々な職種のスタッフが手をつなぎ、てんかんのある人をひとりぼっちにしないという意味が込められています。
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パープルデイ当日は、正面玄関や病棟はもちろん、各部門がそれぞれの部屋にオリジナルの装飾を行い、院内が紫一色に染まりました。何と、この日の給食もパープルデイを記念した特別メニューでした。患者様やスタッフは当院オリジナルの「みんなで手をつなごうパープルデイ啓発バッチ」を身に付け、一日を過ごしていました。
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この日のために近隣の農家さんが野菜や果物を販売に来てくださったり、保護帽子の業者さんがパープルデイのために特別な保護帽子を作ってきてくれたりと、さまざまな方がパープルデイの応援にかけつけて下さいました。
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メインイベント「院内オリエンテーリング」では、院内の各部門に設置されたポイントをまわり、パープルデイにちなんだクイズに答えると、「てんかんセンタースタッフシール」を貰うことができます。全てのシールを集めると、「みんなで手をつなごう」の絵柄ができあがり、完成された方には記念品が贈られました。パープルデイクイズに真剣に答えている方や完成されたシールを見て喜ばれている方、そして何より患者様とスタッフが楽しそうにお話をしている、そんな様子が目立つオリエンテーリングとなりました。
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メイン会場では、ホスピタル・クラウンやボランティアの人による演奏会や人形劇の催しが行われました。人形劇では歌に合わせて手遊びをしたり、一緒になって体を揺らしている方々が多くみられたり、生演奏では、歌を口ずさんだり、手拍子をしたりと会場は大いに盛り上がりました。みんなで紫色のものを身に付けて過ごしたこの日、患者様やスタッフの笑顔がたくさん咲いたパープルデイとなりました。
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今回のパープルデイでは、各部門から代表者を集めてパープルデイ実行委員会を発足させ、すべての職種が協力してパープルデイを創りあげました。「何をしたら良いか…」から始まったパープルデイでしたが、各部門が意見を出し合ううち、やりたい事が膨らんでいきました。そしてそれを実現させるためにスタッフ一丸となって取り組んだ結果、患者様にとっても、てんかんセンターにとっても大きな力になったと思います。このパープルデイで実感した「みんなで」の力を、これからもてんかんのあるすべて人へのサポートにつなげられたらと思っています。
さぁ、「みんなで手をつなごう」

 

聖隷浜松病院てんかんセンター

聖隷浜松病院てんかんセンターでは、3月26日のパープルデーに向けて、3月初めより病院玄関の紫色ライトアップを行いました。また特製パープルデー啓発バッジ、パープルデー啓発ポスターを配布しました。
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またラジオ番組にて発信も行いました。3月20日夕方にFM-Haroに、3月26日朝にK-MIXにて藤本礼尚センター部長がゲスト出演し、パープルデーの成り立ち、意義について話しました。
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当日は、病院玄関口にて浜松市のゆるキャラ「家康くん」と、「遠州忍者魁斗」が登場し、榎日出夫センター長と藤本部長のてんかんのお話の寸劇を行いました。
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家康くんが400年前にタイムスリップし、なんとてんかんの発作を起こして脳波検査をするお話を披露し大変好評を得ました。
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その後、家康くんは小児病棟に行き、小児科入院中の患者さん達とそのご家族に、啓発バッジを配布し、みなさんと握手や記念撮影を行いました。
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家康くん、遠州忍者さん、ご協力いただきありがとうございました!
(文:岡西 徹)

 

東北大学病院てんかん科

東北大学病院てんかん科では,エフエム仙台での生出演,病院ホールでのゲリラ的ミニ講義,中里教授によるツイッター発信などを行いました.
まず、民放局「エフエム仙台」の番組「J-SIDE STATION」に、てんかん科の中里信和教授と藤川真由助教のふたりが生出演(14:30~14:50)し、てんかんの啓発活動の重要性について、またパープルデーとはどういう日なのか、について解説しました。キャスターの石垣のりこアナウンサーは、東日本大震災の直後から、てんかん科の活動を応援してくれています。当日は、エフエム仙台の西川守社長を先頭に全スタッフがパープルを身に付けてくれました。写真(1)は石垣のりこキャスター(右)と生放送中の中里教授(左奥)と藤川助教(左手前)です。写真(2)は放送終了後の記念撮影。後列中央が西川社長です。

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(写真2)20150327_purpleday_2

次に,東北大学病院の大きな中央廊下のホールを使って「廊下でふらっと医学教室」が開催されました。この教室の企画は今回が第1回であり、テーマは「てんかんを理解する3月26日パープル・デイ」。最初に中里信和教授が「『知って安心』てんかん」と題してのミニ講義(スライドはこちらから)、続いて藤川真由助教が「世界のパープルデー日本上陸!」と題してパープルデーの紹介を行いました(スライドはこちらから)。ゲリラ的に始めたミニ教室なので、最初は廊下を歩く人たちも不思議そうにしていましたが、次第に聴衆が集まり、第1回の企画としては大成功でした(写真3)。

(写真3)20150327_purpleday_3

さらに中里信和教授が朝よりツイッター(https://twitter.com/nkstnbkz)で発信し続けました。特に朝一番でツイートしたメッセージは1日で100人以上からリツイートされています。リツイートは2日目も増え続け、現在169人からのリツイートをもらっています。

2015年のパープルデーは準備不足もありましたが,それでも反応は上々でしたので,来年はさらに規模を大きくして,この日を盛り上げたいと考えています.