お知らせ

てんかん診療ネットワークの引継ぎのお知らせ

いつも全国てんかんセンター協議会の活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
前回の総会にてご討議いただきましたように、この度、てんかん診療ネットワーク(ECN)の活動をJEPICA が引継ぐことになりました。4月1日より業務を移管しております。また、これに伴い、JEPICAおよびECNのホームページの体裁を若干変更しております。
ECNは厚生労働科学研究費補助金「てんかんの有病率等に関する疫学研究及び診療実態の分析と治療体制の整備に関する研究」および「てんかんに対する総合的な医療の提供体制整備に関する研究」(研究代表:大槻泰介先生)により作成されたネットワークで、地域におけるてんかん診療のアクセスポイントを明示し、てんかん医療の組織的な地域診療連携システムの構築を目的としたものであります。研究班の最終報告書として「てんかん医療アクションプラン2015」が作成されています。 ECN には、日本てんかん学会、日本医師会の協力を得て、現時点で約1200名のてんかん診療医、約800施設のてんかん診療施設が登録され、一般に公開されています。また、このネットワークを中心として、各地域においてさらなるてんかん診療連携ネットワークが形成されつつあります。
ECN は一次、二次、三次のてんかん診療の連携を目的としていますが、JEPICAの活動そのものは三次のてんかんセンター同志の連携を目的としております。しかし、てんかん診療が各次元の診療の連携のうえではじめて成り立っているのは自明のことであり、この度、JEPICA が各次元のてんかん診療の連携のお手伝いをさせていただくことになりましたことは、今後のてんかん診療の向上を目的としたJEPICAの理念にまさに合致するところであります。
今後、JEPICA本体だけでなく、ECNにご登録いただいている先生方ともてんかん診療に関する情報を共有し、またご意見を広くお伺いすることを通して、JEPICAの活動をさらに幅の広い多次元的なものとして行きたいと考えます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

全国てんかんセンター協議会運営委員会